- Published on
Redmi Buds 5 Pro 実機レビュー:1万円台で最強ノイキャン?音質と性能を徹底検証
- Authors

- Name
- おぎおぎ
- @OGIOGI2HOUSE
はじめに
完全ワイヤレスイヤホン市場において、コストパフォーマンスの高さで知られるXiaomi(シャオミ)から、新たな「価格破壊」モデルが登場しました。それが今回レビューする「Redmi Buds 5 Pro」です。
1万円前後という購入しやすい価格帯でありながら、最大52dBというフラッグシップ級のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能、ハイレゾ音源を楽しめるLDACコーデックへの対応、そして同軸デュアルドライバー構成による高音質再生など、スペック表を見るだけで驚くような機能が詰め込まれています。
「安かろう悪かろう」の時代は終わり、今は「安くて高性能」が求められる時代。果たしてRedmi Buds 5 Proは、カタログスペック通りの実力を発揮してくれるのでしょうか?今回は実機を使い込み、その音質、ノイズキャンセリング性能、使い勝手を徹底的にレビューしていきます。
Redmi Buds 5 Proの製品概要と主な特徴
まず、このイヤホンの凄さを理解するために、主なスペックと特徴を整理しておきましょう。
- 最大52dBのアクティブノイズキャンセリング:業界トップクラスの数値で、周囲の騒音を強力にカットします。
- 同軸デュアルドライバー搭載:11mmのチタン製ダイナミックドライバー(低音用)と、10mmの圧電セラミックツイーター(高音用)を同軸上に配置。
- LDACコーデック対応:ハイレゾオーディオワイヤレス認証を取得しており、高ビットレートでの伝送が可能です。
- 最大38時間の長時間再生:ケース込みで最大38時間、イヤホン単体でも最大10時間の再生が可能です(ANCオフ時)。
- マルチポイント接続対応:スマホとPCなど、2台のデバイスに同時接続できます。
これだけの機能を搭載して1万円前後というのは、他社メーカーにとっては脅威以外の何物でもありません。
詳細分析:デザイン、音質、ノイキャン性能
デザインと装着感
充電ケースは丸みを帯びたペブル(小石)のような形状で、手に馴染みます。特筆すべきは、カラーバリエーションによって質感が異なる点です。特にブラックモデルには、ステム部分に大理石のようなマーブル模様のテクスチャが施されており、プラスチック感を消した高級感のある仕上がりになっています。
イヤホン本体はカナル型で、装着感は非常に良好です。耳の窪みにスッと収まり、長時間つけていても疲れにくい設計になっています。IP54の防塵防滴性能も備えているため、軽い運動や急な雨程度なら問題なく使用できます。
音質レビュー:デュアルドライバーの恩恵
音質に関しては、この価格帯としては「極めて優秀」と評価できます。同軸デュアルドライバーの恩恵がしっかりと出ており、低音域の迫力と高音域の解像度が両立しています。
- 低音域:11mmウーファーが深く沈み込むような低音を鳴らします。ボワつくことなく、タイトでパンチのある低音です。
- 高音域:セラミックツイーターのおかげで、シンバルや女性ボーカルの伸びが非常にクリアです。LDAC接続時には、音の粒立ちがさらに細かくなり、空気感まで伝わってくるようです。
デフォルトのチューニングはややドンシャリ傾向ですが、専用アプリ「Xiaomi Earbuds」を使用することでイコライザー調整が可能です。「Xiaomi Sound」という独自のエフェクトも用意されており、好みに合わせてカスタマイズできるのが嬉しいポイントです。
ノイズキャンセリング性能の検証
最大の売りである「最大52dB」のノイズキャンセリング性能ですが、実環境でもその効果は絶大でした。
電車内での検証では、走行音(ゴォーという低い音)が「フッ」と消え去る感覚を味わえます。完全に無音になるわけではありませんが、音楽を再生してしまえば周囲の音はほぼ気にならなくなります。人の話し声などの中高音域に対しても、4kHzまでの広帯域キャンセルに対応しているため、カフェなどでの作業集中用としても十分に機能します。
また、外音取り込みモードも優秀で、変に強調された機械的な音ではなく、比較的自然に周囲の音が聞こえます。レジでの会計時などにイヤホンを外す必要がないのは便利です。
メリットとデメリット
購入を検討する上で重要な、良い点と気になる点をまとめました。
メリット
- 圧倒的なコスパ:この性能でこの価格は市場破壊レベル。
- 強力なANC:52dBのノイキャンは伊達ではなく、実用性が非常に高い。
- 高音質:LDAC対応とデュアルドライバーにより、価格以上のサウンド体験が得られる。
- マルチポイント対応:仕事とプライベートの切り替えがスムーズ。
- 急速充電:5分の充電で約2時間再生可能。
デメリット
- ワイヤレス充電非対応:ケースのワイヤレス充電には対応していないため、ケーブル接続が必須。
- 装着検知の感度:稀に誤動作することがある(アプリでオフにすることも可能)。
- タッチ操作のカスタマイズ:割り当てられる操作に若干の制限がある。
代替製品との比較
Redmi Buds 5 Proの主なライバルとなるのは、Ankerの「Soundcore Liberty 4 NC」あたりでしょう。
- Anker Soundcore Liberty 4 NC:こちらも強力なノイキャンと長時間バッテリーが魅力ですが、音質の繊細さや解像感に関しては、デュアルドライバーを積んだRedmi Buds 5 Proの方に分があると感じます。一方で、Ankerはワイヤレス充電に対応している点が強みです。
もし、Redmi Buds 5 Pro以外の選択肢も検討したい場合や、もっと価格帯の異なるハイエンドモデルと比較したい場合は、以下のランキング記事が参考になります。
このランキングでは、音質重視、ノイキャン重視、コスパ重視など、様々な視点から厳選したイヤホンを紹介しています。
最終評価と推奨
結論:Redmi Buds 5 Proは、予算1万円前後でイヤホンを探しているすべての人にとって「マストバイ」な一台です。
特に、「ノイズキャンセリング性能には妥協したくないが、3万円も出すのは厳しい」「音質も機能も全部入りが良い」という欲張りなニーズに完璧に応えてくれます。ワイヤレス充電が必須でない限り、この価格帯でこれ以上の満足度を得られる製品を見つけるのは難しいでしょう。
通勤・通学の電車内を快適に過ごしたい方、カフェで集中して作業したい方、そしてハイレゾ音源を手軽に楽しみたい方に、自信を持っておすすめできる製品です。